木型の表面に、マスキングテープ等を出来るだけ皺が寄らないように貼り、その上に靴のデザインを直接描き込みます。 木型の上に、つまりは凹凸のある立体の上に絵を描くということは、平面に絵を描くことに比べると少々勝手が違うので、意外と神経を使う部分でもあります。
どういうことかと言うと、一本の真っすぐな線を描いたとしても、見る角度によっては、山線にもなり谷線にもなって見えるので、ある角度から見た線は綺麗なのに、他の角度から見ると歪んで見えるということが多々あります。 (←お金で遊んではいけません×)
なので、木型にデザインを乗せるということは、あらゆる角度から木型を眺めて、どこにどのような線を描いたら自分がイメージする線になるのかを、探し当てる作業でもあるのです。
少々神経質なことを書きましたけど、何も考えずに好きなようにデザインを乗せても、靴は出来上がると思います。
どちらが良いのかはわかりませんが、細部に拘るのならば、拘ったなりのものを作らないと意味がないんですよねぇ。。。
自分へのハードルを、少し上げてみました(^^ゞ 本日これにて!