2009/04/18

デザイン線の泣き笑い。-靴木型とデザイン線の関係。

木型が完成したので、いよいよ靴作りの作業へ入りました。 まず最初はデザイン線の描写。
木型の表面に、マスキングテープ等を出来るだけ皺が寄らないように貼り、その上に靴のデザインを直接描き込みます。 木型の上に、つまりは凹凸のある立体の上に絵を描くということは、平面に絵を描くことに比べると少々勝手が違うので、意外と神経を使う部分でもあります。

どういうことかと言うと、一本の真っすぐな線を描いたとしても、見る角度によっては、山線にもなり谷線にもなって見えるので、ある角度から見た線は綺麗なのに、他の角度から見ると歪んで見えるということが多々あります。 (←お金で遊んではいけません×)
 なので、木型にデザインを乗せるということは、あらゆる角度から木型を眺めて、どこにどのような線を描いたら自分がイメージする線になるのかを、探し当てる作業でもあるのです。

少々神経質なことを書きましたけど、何も考えずに好きなようにデザインを乗せても、靴は出来上がると思います。

どちらが良いのかはわかりませんが、細部に拘るのならば、拘ったなりのものを作らないと意味がないんですよねぇ。。。

自分へのハードルを、少し上げてみました(^^ゞ 本日これにて!

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