特徴的な瞳を持つことで知られる、セキグチ製抱き人形のプランタン。誕生は実に古く、若そうに見えて(←当たり前) 御年35歳を迎え、一部コレクターの間では、幻の人形とまで称されているらしい。
この人形が不思議なのは、見る人の心情を読み取るかの如くに、表情を変えて見せるところだ。 つまり、楽しい時には笑っているように、落ち込んでいる時には悲しんでいるように、見る人の、その時の心情に同調した表情を浮かべるのである。 何故そう見えるのかまでは触れないが、人形と会話をする上では大事な要素。そんなふうに僕なんか思ってしまうのですよ。