2011/07/25

人形靴 の二つの靴底。 ― 中底(インソール)作成。

一般的には靴の底は二重構造になっている。 地面に当たる本底(アウトソール)と、靴の内側にあって、足の裏が当たる中底(インソール)だ。 今日は新作の為に中底作りに励んでいた。 ずっと下を向いての作業だったので、肩が張ってパンパンである(>_<)

中底を作ると言っても、画像では革を切っただけにしか見えない。
強いて言えば足跡に見える。←オイ

ところがどっこい実際はさにあらずで、常にベストクオリティーを考えるれんさんの仕業は、裁断前の革に仕掛けがある(笑)

中底を作るのだから、中底として最適な革に仕上げなければならない。
その為の手間は惜しまずに、あるものを塗っては叩いて、揉んで乾燥させて、革を縮めて繊維を締めて・・・・。 色々やってやっと裁断が終わったところ。
要するに、中底の役割を満たすために、革を加工しましたという話。

靴が出来上がってしまえば、殆ど目にすることがないパーツ。
だけども、人形靴において、(人間用もだけど)中底の機能が重要なことを知っているので、ここはきちんと押さえておかねばなりませぬ。。。 つづく。

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