2012/11/02

手作り人形用 特注 ドール 靴 制作中。-アッパー編

靴の上半身(アッパー)が出来上がった。
デザインはシンプルなメリージェーンタイプ。特に珍しいデザインではないけれど、甲にかかるストラップが特徴的な靴だ。
それ故に、ストラップの止め具も重要で、何を使うのかによって、靴の雰囲気はガラッと変わる。
今回は、そのストラップの止め具について、少し工夫をしてみた。

止め具の選定に当たっては、金属バックルやウッディ―なボタンなども候補にあったが、人形の雰囲気を重視して、一番似合いそうな共革の包みボタンを採用した。

と、そこまでは順調だったのだが、

通常この手のボタンを止めるには、スナップボタンを使うのが一般的だ。
ところがこのスナップボタンが曲者で、ミニチュアを作るに当たっては、少々厚みがあり過ぎる。
この靴の足長は、出来上がりで55ミリしかないので、その足長に対してボタンの厚味は無視できる範囲ではない。
無理に使うとそこだけ不自然に目立ってしまうばかりか、急にリアリティーさが無くなって、ミニチュアには程遠いオモチャ靴になってしまう。

ミニチュア靴作者としては、当然それは回避しなくてはならない。 かと言って最適なパーツも見当たらない。
う~ん、困った/(-_-)\
と言ってみても始まらないので、
ない物は作る精神に則って、結局フックを作ってしまいました。 適当な形に針金を折り曲げて、カシメにかかる部分は平らに潰す。仕上げにコンロで焼きを入れて完成です。

受けの方はミシン糸でループを作った上に、更にコイル状に補強を入れてあります。
かくして、不自然な厚みもなく、そこそこの見栄えになったと思うのですが如何でしょうかねぇ?

自画自賛したところで、本日これにて。(;^ω^A

つづく。

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