2012/11/14

革靴作りに王道なし。ミニチュア靴にも靴木型。

靴を作る時、人形用とはいえ、僕は必ず先に靴木型を作ります。 無くても作れるという人がいるとしたら、それは靴木型の意味を理解していないか、無くても作れる程度の物しか作っていないだけの話。そんなふうに思ってしまうくらい、僕は靴木型を重視しています。 一定レベル以上の靴を作ろうと思うのなら、靴木型から始まるのは僕にとっては必然。今後もそれは変わりません。

スーパードルフィー®系の靴は、今までに何足も作ってきました。同時に靴木型も数種類削りました。伴って経験や気付きなども情報としてたくさん蓄積されてきました。
なのでそろそろ新たな挑戦。次のステップへ進むべく、スーパードルフィー®系の靴木型を一新することにしました。
いい加減ネットショップ用のストックも作りたいので、この際すべてを新しい靴木型で作ろうという目論みもあったりします。←大丈夫か?

勿論今までのが駄目ということではないので、それはそれで今後も使いますが、今回はさらにリアルな方向へ進もうかと考えています。
ドールシューズとなると、多少のデフォルメがあった方が見栄えはするのですが、敢えてそれらの贅肉を落としての挑戦。よりリアルがもたらす迫力みたいなものを演出できないかなぁと思っています。

そんな勢いで始め、まずは手始めに幼サイズの木型が完成しました。
色々同時進行なので、小さい物から仕上がりますo(>▽<)o
木型の足長で40ミリ。靴の仕上がりだともう少し大きくなりますが、それにしても小さい。恐らく純正品よりも一回り小さいと思います。

幼サイズなんぞ、キャラ的には爪先の丸いオデコ靴の方が可愛く、見栄えもすると思います。
でもしかし、敢えてスリム。まさに贅肉を落とした感じに削りました。なので余計に小さく感じます。こんなに小さくして、ちゃんと靴に仕上げられるのかしら? なんて一抹の不安もありがすが、小さいけれど存在感がある。そんな靴に仕上げたいなと思うのです。

さてさてどうなることやらお楽しみ。
まだまだ他のサイズの木型削りは続きますが、早く靴にも進みたい…。
つづく。

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