なるべく小さく設計することの利点は、後に靴のサイズ調整が必要になったとしても、比較的容易に木型の調整が出来る点です。
たとえば厚手の靴下を履かせたくなって、その分サイズの大きな靴が欲しくなったとしても、靴下の分だけ木型が大きくなるよう(例えば革を貼ったりパテを盛ったり)修正するだけで事足りるので、わざわざ新しい木型を作る必要がありません。 また、その際に盛った物を取り除けば、最初の木型に簡単に戻すことが出来るということも重要なポイントです。
いわば、小は大を兼ねる、、、時もある、です。
おわり。